「ニートが就職するのは難しい?」
「どうすれば就活成功できるのかな?」
一般的な就活と比べ、ニートの就活は簡単ではありません。
しかし、就活成功のポイントを押さえ、支援サービスを上手に活用すれば、就職することは可能です。
この記事では、就活を成功させるポイントやおすすめの支援サービス、ニートからの就職におすすめの職種などを詳しく解説します。
ニートを脱却したいなら、やりたいことがなくても就職を目指すことがおすすめです!
自分に合ったやり方を見つけて、最初の一歩を踏み出してみましょう。
- ニートからの就職率:約40%/年齢が上がるほど就職は難しくなる
- 就活成功のポイント:ニートになった自分と向き合い、自己分析すること
- おすすめの支援サービス:ハローワーク/ジョブカフェ/生活困窮者自立相談センター/ニート向け就職エージェント/引きこもり地域支援センター
- おすすめの職種:清掃員/工場の作業員/倉庫の作業員/事務員/警備員/ドライバー/在宅ワーク
ニートが就職するのは難しい?

「ニートが就職するのは難しいのでは…」と考えている人も多いですよね。
確かに、ブランクなく正社員で働いてきた人と比べると、経験やスキルが劣るニートでは、就職の難易度は上がる傾向があります。
しかし、絶対に無理というわけではありません。
独立行政法人労働政策研究・研修機構のデータによると、15〜34歳のニートの社会復帰率は『39.4%』となっており、2〜3人に1人は社会復帰しています。
また、年齢が若ければ若いほど、社会復帰率は高くなる傾向です。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
20代前半 | 40.7% | 51.8% |
20代後半 | 39.9% | 48.5% |
30代前半 | 27.5% | 34.1% |
30代後半 | 21.5% | 26.8% |
40代前半 | 21.3% | 25.8% |
40代後半 | 14.3% | 29.7% |
ニート期間が長引くほどブランク期間も長くなり、就職には不利になってしまいます。
「今すぐ働かなくてもいいかも」と先送りせず、一番若い『今』動くことが、就職を成功させるポイントです。
やりたいことがなくても就職を目指す方が良い理由

ニートが就職するにあたって、『やりたい仕事が明確に決まっている』状態でスタートできることが理想です。
しかし、「働きたいと思えない」「やりたいことがない」という方にも、就職を強くおすすめします。
やりたいことがなくても就職を目指す方が良い5つの理由について、それぞれ詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
経済的に生活が楽になる
就職する一番のメリットは、『経済的に生活が楽になる』ということ。
生きていく上でお金は必要不可欠なため、「お金を稼ぎたい」という理由で就職するのも立派な理由の1つです。
安定したお金が入ってくるようになると、生活が楽になるだけでなく、将来に希望が持てるようになり、「休みの日には旅行に行きたい」「スキルアップのために勉強したい」という意欲も湧いてくるでしょう。
働き始めた当初は、ニートの時より自由な時間が大幅に減り、負担に感じることもあるかもしれません。
しかし、長期的な目線で見れば生活は豊かになり、「社会に貢献している」という実感を得られることで、自分に自信もついてくるはずです。
生活にメリハリがつき充実感を得られる
ニート生活を送っているうちは、生活の中に区切りの時間がなくなり、ダラダラ過ごしてしまう人が大半です。
しかし、就職すると『決まった時間に起きて仕事をする』という生活の区切りができ、自然とメリハリが生まれます。
仕事とプライベートの時間がはっきり分かれるため、休日や趣味の時間が貴重に感じられ、充実感も感じやすくなるでしょう。
メリハリのある生活は、人生の充実度をアップさせる重要な要素の1つです。
社会的信頼が得られる
友達や家族など、あなたをよく知っている人であれば、無職であることで信頼がなくなることはないでしょう。
しかし、初対面の相手の場合、仕事をしているかどうかが信頼感に大きく影響します。
仕事をしていないというだけで、『責任感のない人間だ』と思われることも少なくありません。
なかでも、クレジットカードの審査はわかりやすい一例です。
正社員でない人は支払い能力がないと判断されやすく、審査に通りにくくなります。
働いていないということは、経済的に自立できていないだけでなく、自分の選択肢を狭めることにも繋がるのです。
将来的に自分の選択肢を広げるためにも、まずは就職して社会的信頼を得ることが大切だと言えるでしょう。
人とのかかわりができることで視野が広がる
人との関わりやコミュニケーションが苦手という人も多いですよね。
しかし、苦手だからといっていつまでも自分の殻に閉じこもってしまっていたら、自分の可能性を潰すことにも繋がります。
就職したら自分と立場や考え方、価値観の違う相手と出会う機会が広がるでしょう。
自分の視野も広がって、やりたいことが見つかる人も少なくないはずです。
人は1人では生きていけません。
仕事によって人との関わりが増えることで、将来が豊かになっていく可能性を広げてくれますよ。
やりがいは仕事をしながら見つけられる
せっかく就職するなら、やりがいを感じられる仕事に就きたいと思う人もいますよね。
しかし、やりがいは仕事をしながら見つけていくもの。
初めは興味のない分野の仕事だったとしても、経験を重ねていくうちに仕事の好きなところが見つかり、充実感や満足感を味わえるようになっていきます。
今は前向きに仕事をしている自分が想像できなくても、仕事を始めさえすればやりがいを見つけられる可能性が広がっていきますよ。
ニートからの就職におすすめな支援サービス

「やりたいことがなくても就職を目指した方が良い」とはいえ、ブランクのあるニートにとって、1人で就職活動を進めていくのはハードルが高いですよね。
成功率を高めるためにも、しっかりとしたサポートを受けながら、就職に向けて進んでいくことがおすすめです。
ここからは、ニートからの就職におすすめな支援サービスを5つ紹介します。
ハローワーク
ハローワークは、厚生労働省が運営する公的な職業紹介所で、全国各地に設置されています。
無料で求人情報を閲覧できるほか、職業相談や履歴書作成の支援、面接対策セミナーなど、幅広いサポートが受けられることが特徴です。
また、職業訓練制度も整っており、未経験から専門スキルを身につけて就職を目指すこともできます。
「就職活動したいけど、何から始めたらいいかわからない」という人は、まず最寄りのハローワークを訪れるのがおすすめです。
ジョブカフェ
ジョブカフェは、主に若年層を対象とした就職支援施設で、都道府県が設置しています。
キャリアカウンセリングや職業適性診断、履歴書の添削、面接トレーニングなどのサポートが無料で受けられる施設です。
対象年齢は都道府県によっても異なりますが、基本的に15〜34歳となっていて、地域によって40代前半まで利用できる施設もあります。
専門のキャリアコンサルタントが、利用者一人ひとりにじっくり寄り添い、自分に合った仕事を一緒に探してくれるため、マイペースに就職を進めたい方におすすめ。
職業体験やセミナー、交流イベントも頻繁に開催しているので、同じような悩みを持つ仲間と出会うきっかけにもなりますよ。
生活困窮者自立相談センター
生活困窮者自立相談センターは、経済的な理由や長期間の無職状態により生活が苦しく、就職活動が難しい人向けに設置された自治体の窓口です。
就労に関するサポートだけでなく、住まいや家計管理、健康問題、家族のことなど、生活全般の困りごとを無料で相談できます。
一人ひとりの状況に合わせた計画を立て、必要に応じて他の支援機関とも連携しながら問題解決に取り組んでくれることが特徴です。
また、就職に向けた職業訓練や職場体験、就活準備などもきめ細かくサポートしています。
就職したいけれど、生活が苦しくて動けなくなっている方に、特におすすめできる支援機関です。
ニート向け就職エージェント
ニート向け就職エージェントは、ニートや無職期間が長い人を専門に支援する就職支援サービスです。
一般的な就職エージェントと異なり、一人ひとりの状況や特性に合わせたアドバイスを行い、無理のないペースで仕事を探せます。
求人紹介から履歴書作成、面接の練習、就業後のフォローまで、就職活動の一連の流れを無料で利用できるのもおすすめポイントの1つです。
また、ニート歓迎の求人も多く扱っています。
職歴がないことやブランクが長いことが気になって動き出せない人は、ぜひ利用を検討してみてくださいね。
ひきこもり地域支援センター
ひきこもり地域支援センターは、ひきこもり状態が長期化し、外出が難しい方や社会参加に不安を抱える方向けの支援機関です。
専門の相談員や心理士が、本人やその家族の悩みを聞きながら、少しずつ社会との接点を持つためのサポートを行っています。
いきなり就職を目指すのではなく、まずは生活リズムの改善、コミュニケーション能力の向上、人と関わる練習などを段階的に行ってくれるのが特徴です。
また、地域の職業訓練施設や就労支援施設とも連携しているため、準備が整ったタイミングでスムーズに就職活動へ進めます。
ひきこもりの方に寄り添った丁寧なサポートがあるため、社会復帰に不安を感じている方も安心して利用できるサービスです。
ニートから就職を成功させるポイント

ニートから脱却して就職を成功させるためには、「ニートを辞める」という強い意志が必要です。
また、ニートだからこそ押さえておきたいポイントもいくつかあります。
ここからは、ニートから就職を成功させる5つのポイントについて、それぞれ詳しく解説します。
ニートになった自分と向き合う
まず、ニートの自分としっかり向き合い、「なぜ働けなくなったのか」「本当はどうなりたいのか」理解することが大切です。
『ニート』といっても、人によって原因や状況は違いもの。
なぜニートになってしまったのか、理由を明確にしておけば、ニートへの逆戻りや就職の挫折のリスクを減らしてくれます。
また、「ニートである自分」を受け入れることで、現状が客観的に見れるようになり、就職活動に踏み出すきっかけとなることもあるでしょう。
規則正しい生活を心がける
ニート期間中は、どうしても生活リズムが不規則になりがち。
不規則な生活は社会復帰しづらくなるだけでなく、心身の健康に悪影響を及ぼし、前向きな行動を起こしづらくなる原因にもなり得ます。
まずは、毎朝決まった時間に起き、活動開始するところから始めましょう。
軽い運動習慣やバランスの整った食事も意識できれば、自然と気持ちがあがってくるはず。
体力も回復し、就職するために必要な土台を整えてくれます。
自己分析をする
ニート期間が長くなると、「働くことすらできない自分は何もできない」と思い込んでいるケースが少なくありません。
しかし、人はそれぞれ強み・弱みが必ずあるもの。
自己分析していくことで、これまで気づかなかった長所や得意分野を見つけるきっかけになります。
厚生労働省が運営するサイト『ジョブタグ』で提供している『自己診断ツール』を受けてみるのもおすすめです。
自分の特性を理解して、どんな仕事が合っているのか、何がストレスになるか把握できれば、自分に合った職場環境を見つけやすくなるでしょう。
ニート期間や就職する理由を明確にしておく
就職活動では、必ずといっていいほど「なぜニート期間があるのか」「なぜ就職したいのか」を質問されます。
しっかりと理由が答えられれば、ニート期間があっても企業に好印象を与えることが可能です。
しかし、曖昧な理由を答えてしまうと「働く意欲が低い」「すぐに辞めそう」と思われてしまい、就職活動が困難になってしまいます。
ニートの理由や就職したい目的をしっかり言語化しておくことが、就職活動を有利に進めるポイントといえるでしょう。
正社員以外も視野にいれる
いきなり『正社員』はハードルが高すぎて就職活動がストレスになるなら、正社員以外も視野に入れてみましょう。
パートやアルバイト、契約社員、派遣社員など、さまざまな働き方を視野に入れれば、応募できる求人も増え、就職活動のハードルがグッと下がります。
また、正社員よりも採用基準も低いため、より早い社会復帰が可能です。
働き方も柔軟に対応できるため、週2日、1日数時間など働きやすいペースから始めることもメリットの1つ。
非正規雇用でも、スキルや経験を積むことで正社員への道が開けるケースもあり、安定した就職への近道になります。
就職への不安に対する考え方

「将来のためにも就職した方が良い」とわかっていても、就職への不安があり、なかなか動き出せないという人もいるでしょう。
ここからは、多くのニートが抱く就職への不安と適切な考え方について、解説していきます。
まだ起きていないことを心配していたら、いつまで経っても動き出せません。
まずは不安を解消して、前向きに就職活動をスタートさせましょう。
面接で質問攻めさらたらどうしよう…
書類選考や適性検査など、就職活動の選考の中でも苦手とする人が多いのが『面接』です。
とくに、ニートの場合は「ブランク期間について質問攻めされたらどうしよう」という不安が大きくなり、なかなか前に踏み出せない人も多いのではないでしょうか。
質問に対して嘘をついてしまうと、面接官からの信頼が下がってしまいます。
なるべく正直に答えるためにも、前述したように
- なぜニート期間があるのか
- なぜ就職したいのか
以上の理由について、自分なりに言語化しておくことが大切です。
また、ネガティブな回答だけ答えると、しっかり働いていけるのか疑問視されてしまいます。
「過去はこうだったけど、これからはどう考えていて、今回はこういう気持ちで就職しようと思っている」のように、ポジティブな回答を用意しておくと好印象です。
ニートは門前払いされそう
「ニートというだけで企業から敬遠されそう…」という不安を感じている人も多いのではないでしょうか。
しかし、『ニートだから門前払いされる』ということはありません。
しっかり準備を整えて就職活動をおこなえば、自分に合った仕事を見つけることも可能です。
とはいえ、簡単な道のりではありません。
必要なサポートを受けながら就職活動を進めていくことが、成功への近道となります。
就職先がブラック企業だったら…
就職した先がブラック企業だった時のことを考え、「ニートからの就職だと辞めにくいのではないか」「また働けなくなるのではないか」と悩む人もいます。
なかには、「ニートはブラック企業からしか内定をもらえない」と思い込んでいる人もいるでしょう。
ニートのブランク期間が就職に不利になりやすいという傾向はありますが、ブラック企業からしか内定がもらえないということはありません。
また、事前に応募先企業の口コミや評判を入念に調べることで、ブラック企業かどうか見極めることもできます。
- 年間休日日数(110日以上が一般的)
- 月平均残業時間
- 離職率 などをチェックしましょう。
不安を感じた時は、ハローワークや就職エージェントに相談するのもおすすめです。
職場に馴染めるか不安
ニート期間が長くなると職場でうまく馴染めるか不安になるのは当然です。
最初から誰とでも上手に付き合うのではなく、話しかけやすそうな人や頼れそうな人を1人見つけるところから始めましょう。
焦らず少しずつ、色んな同僚と話す機会を増やしていけば大丈夫です。
職場で一番大切なのは、仕事を誠実におこなっていくこと。
わからないところは素直に質問したり、アドバイスを受け入れる姿勢を見せることで、徐々に信頼関係を築いていきましょう。
ミスすることなく仕事ができるか不安
仕事経験が少ないニートにとって、ミスすることなく仕事ができるかどうかは大きな不安の種になります。
しかし、ニートかどうかは関係なく、初めての仕事は誰だってミスする可能性があるもの。
失敗しながら徐々に仕事を覚えていくものです。
ミスをしたら素直に謝り、どうすればミスなく仕事ができるか自分で考えたり、周りの人にアドバイスをもらいましょう。
こまめにメモを取り、仕事の手順や大切な情報を忘れないように対策することもおすすめです。
失敗を次に活かそうとする前向きな姿勢を持っていれば、どんな職場でも受け入れてもらえるでしょう。
ニートからの就職におすすめな職種7選

ニート期間が長かったり、就職経験がなかったりする場合、どんな仕事を選べばいいのか迷うこともありますよね。
とくにやりたいことがなく、どんな職種を選べばいいかわからない時は、人手不足の業界や未経験OKの募集が多い仕事を選ぶと、就職しやすい傾向があります。
ここからは、ニートからの就職におすすめな職種を7つご紹介しますので、ぜひ職種選びの参考にしてみてください。
清掃員
清掃員は、オフィスビルや学校、病院など、さまざまな施設を清掃する仕事です。
学歴やスキル、年齢が問われにくい職種のため、ニートからも就職しやすい職種となっています。
決められた範囲を1人で作業することも多いため、コミュニケーションが苦手な人や自分のペースで仕事をしたい人にもおすすめ!
綺麗好きな人や細かなところに目が届く人に向いている職種といえます。
意外と体力を使うので、仕事を始める前に体力作りをしておくと良いでしょう。
- 学歴・スキルに自信がない人
- 綺麗好き・細かなところに目が届く人
- 自分のペースで仕事をしたい人
- コミュニケーションが苦手な人
工場の作業員
黙々と1つのことに集中したい人であれば、工場の作業員がおすすめです。
具体的な仕事内容は、ベルトコンベアで流れてくる素材を、工程に従って加工したり組み立てたりします。
学歴・スキルは関係なく、募集人数も多いため、ニートからも応募しやすい職種です。
作業中は人と関わることも少ないため、最低限のコミュニケーションで済むところもメリットといえるでしょう。
ただし、給料が上がりにくい・経験が他で活かしにくいなどのデメリットもあります。
- 黙々作業・単純作業の繰り返しが得意な人
- コミュニケーションが苦手な人
- 学歴・スキルに自信がない人
- できるだけ早く社会復帰したい人
倉庫の作業員
倉庫の作業員は、出荷前の商品の仕分け・ピッキング・検品・梱包などをおこなう仕事です。
工場の作業員と同じく、仕事内容はシンプルで未経験でも始めやすいため、ニートからの就職におすすめ。
また、日勤や夜勤のシフト制を導入しているところもあり、勤務時間を選べる点もメリットといえるでしょう。
しかし、立ち仕事や力仕事も多く、作業に正確性も求められるため、体力や集中力が求められます。
- 学歴・スキルに自信のない人
- 勤務時間を選びたい人
- 体力に自信のある人
- 細かい仕事が得意な人
事務員
事務員は、未経験歓迎の求人も多く、ニートから就職しやすい仕事の1つ。
書類作成やデータ入力、資料の整理整頓などのオフィスワークが中心です。
残業も少なく、土日祝日は休みなところも多いので、仕事とプライベートをしっかり分けられるメリットもあります。
デメリットは、社内のさまざまな人に仕事を頼まれることが多いため、コミュニケーションを避けるのは難しい点です。
また、ルーティンワークも多いため、繰り返し作業でも苦にならない人におすすめの仕事となっています。
- 真面目で几帳面な人
- 繰り返し作業が得意な人
- 簡単なパソコンスキルがある人
- 規則正しい生活を送りたい人
警備員
警備員は、30代以上のニートでも就職しやすい仕事の1つです。
施設の常駐警備や交通整理・イベント警備が主な業務で、学歴・スキル・年齢などの制限が緩く、比較的求人数も多い傾向があります。
また、警備業法第二十一条により、警備業務をおこなうための教育が義務付けられているため、新人の場合でもしっかりとした教育を受けることが可能です。
ただし、屋外勤務であれば立ち仕事も多く、ある程度の体力が必要になります。
警備の仕事のため、外見が派手な人や犯罪歴がある場合は採用されません。
- 真面目な人
- 責任感が持てる人
- 冷静な判断力のある人
- 体力に自信がある人
ドライバー
ネットショッピングの普及により、需要が高まっているドライバーの仕事は、人手不足が顕著です。
運転免許さえあればスタートできるため、ニートからの就職におすすめ!
さらに、決められた時間に荷物が配達できれば、自由に休憩が取れて、職場の人間関係も少ないため、自分のペースで仕事をしたい人にも向いています。
勤務先や業務内容によって給料が大きく変わるため、事前にしっかり情報収集することがポイントです。
ただし、重たい荷物の積み下ろしがあるため、足腰の強さや最低限の体力は必要になります。
- マイペースに働きたい人
- 運転が好きな人
- 体力に自信のある人
- 足腰が強い人
在宅ワーク
「生活リズムを戻すのが大変」「どうしても人と関わりたくない」という人は、在宅ワークを検討してみても良いでしょう。
リモートワークが広がってから、自宅にいながら収入を得る働き方も増えてきています。
WEBライティングやデザイン、動画編集など特技を活かせる仕事や、データ入力やアフィリエイトなど、未経験からでも始められる仕事も多いです。
クラウドソーシングサイトなどを利用して、やれそうなものからスタートしてみましょう。
自由な働き方は叶いますが、基本的に業務委託のフリーランスになります。
社会的な補償はなく、スケジュールも自己管理になるため、計画を立てて実行する『意志の強さ』が必要です。
- 自由な時間に働きたい人
- 在宅で仕事をしたい人
- パソコンが得意な人
- 自己管理できる人
まとめ

今回は、ニートから就職するためにおすすめの支援サービスや就活成功のポイントを解説してきました。
本記事の内容を簡単にまとめます。
- ニートからの就職率:約40%/年齢が上がるほど就職は難しくなる
- 就活成功のポイント:ニートになった自分と向き合い、自己分析すること
- おすすめの支援サービス:ハローワーク/ジョブカフェ/生活困窮者自立相談センター/ニート向け就職エージェント/引きこもり地域支援センター
- おすすめの職種:清掃員/工場の作業員/倉庫の作業員/事務員/警備員/ドライバー/在宅ワーク
ニートの就活を成功させるには、「なぜニートになったのか」「なぜ就職しようと思ったのか」自分の言葉で言語化しておくことが大切です。
これら2つの質問は、就活で必ず聞かれるため、理由や目的をしっかりと答えられようにしておくことが、就活成功のポイントになります。
支援サービスなどのサポートも上手に活用して、ニートからの社会復帰を目指していきましょう!