コラム

コラム通信制高校とは?どんな学校?仕組みや特徴をわかりやすく解説!

「通信制高校って具体的にどんな学校?」
「全日制と何が違うの?難しいのかな?簡単に卒業できる?」

このような疑問を持っていませんか?

通信制高校は、全日制・定時制高校と異なり、自分のペースで学習を進めながら、高校卒業資格を取得する学校です。

主に自宅での学習がメインとなるため、働きながら通いたい人や不登校・中退経験がある人、障害などがあり、みんなと一緒に勉強することが難しい人などが通っています。

この記事では、通信制高校について、仕組みや特徴、メリット・デメリットについて詳しく解説しています。

「自分に合った高校を見つけたい!」という人は、ぜひ最後までご覧ください。

  • 通信制高校とは?
    ▶︎自宅学習を中心に自分のペースで学ぶことができ、高校卒業資格を取得できる
  • 通信制高校がおすすめな人
    ▶︎年齢・経歴を問わずどんな人にもおすすめできるが、とくに、学習以外にやりたいことがある人や全日制の学校に馴染めなかった人、発達障害などの特性を持つ人におすすめ
  • 通信制高校のメリット
    ▶︎自分のペースで学習できること・自由度が高いこと・人間関係に悩むことが少ないこと
  • 通信制高校のデメリット
    ▶︎自分で学習計画を立てる必要があること・友達を作る機会が少ないこと・大学進学率が低いこと

通信制高校とは?

らいさぽセンター本校 |引きこもり、不登校、ニートの就労支援、自立支援 | 通信制高校とは?どんな学校?仕組みや特徴をわかりやすく解説!

通信制高校とは、全日制や定時制高校とは異なり、通信による教育をメインとした自宅学習で高卒資格を取得する高校です。

全日制の高校と同じく、卒業には74単位の取得が必要ですが、学習ペースは自分のライフスタイルに合わせて調整できます。

また、年齢や経歴に関係なく、中退や不登校、働きながら学ぶ人など、さまざまな背景を持つ人々が通える学校です。

ここからは、通信制高校について、授業内容や登校頻度、卒業・入学の条件など詳しく解説します。

授業内容

基本的な授業内容は、全日制高校と同じです。必修科目の単位数も変わりません。

しかし、学習スタイルやテスト形式が異なります。

  • レポート提出:自宅で学習した内容や課題を郵送やオンラインで提出
  • スクーリング(通学):学校に登校し、対面授業を受ける
  • テスト:テストに合格すると単位を取得

全日制高校と違い、通学日数や授業時間が少ない通信制学校では自主性が求められます。

学習計画をしっかりと立て、自分のペースでコツコツ取り組むことが大切です。

登校頻度

通信学校の登校頻度は、学校やコースによって異なります。

  • 全日制と同じように週に1〜5回
  • 月に数回・年間5日程度
  • 年1回の合宿に参加する など

学校によっては、週の登校頻度を自分で決められる場合もあり、自分の目的に合わせて選択できるメリットがあります。

在籍期間

通信制高校の在籍期間は、基本的に3年以上と定められています。

たとえ卒業に必要となる単位を早めに取得しても、在籍期間が3年未満の場合は卒業できません。

また、学習の進み具合によっては単位取得に時間がかかり、卒業まで4〜5年かかるケースもあります。

転入・編入の場合は、以前在籍していた高校の在籍期間を引き継げるため、途中か通信制高校に移ってもスムーズに卒業を目指せるでしょう。

入学時期・条件

通信制高校の入学時期は、全日制高校と同じように4月が一般的ですが、近年では単位制・2学期制を採用している学校が増えており、入学時期は4月と10月の年2回となる学校が増加しています。

また、転入に関しては随時募集している学校が多く、編入については入学式に合わせて募集するか、こちらもも随時募集しているところが多いです。

柔軟に対応してくれる学校も多いため、転入・編入を希望する際は、募集時期や条件を事前に確認しておきましょう。

受験資格・入学条件については、以下のとおりです。

  • 新入学:中学校を卒業見込みの人、または卒業して高校に在籍していない人
  • 転入学:他の高校に在学中の人(休学中も含む)
  • 編入学:高校を途中退学した人

これらの資格・条件が揃っていれば、年齢・経歴や制限されることなく通信制高校を受験できます。

卒業時期・条件

卒業時期については3月が一般的ですが、単位制・2学期制の学校も多いため、3月と9月の年2回に卒業認定をおこなう学校が多いです。

また、卒業の条件は以下の3点が挙げられます

  • 3年以上の在籍
  • 74単位以上の取得
  • 30単位時間以上の特別活動

特別活動とは、高校卒業に必要な学校行事や課外活動のことで、全日制高校のホームルームや生徒会活動、文化祭などの行事がそれにあたります。

通信制高校では自宅学習がメインとなるため、学校独自の特別活動を取り入れているところも多いです。

特別活動の内容や日数は学校によって変わるため、参加が難しい場合は必要な単位時間が少ない学校を選ぶようにしましょう。

通信制高校と全日制・定時制高校の違いは?

らいさぽセンター本校 |引きこもり、不登校、ニートの就労支援、自立支援 | 通信制高校とは?どんな学校?仕組みや特徴をわかりやすく解説!

通信制高校と全日制・定時制高校の違いはいくつかありますが、最も大きな違いは学習スタイルや通学頻度です。

通信制高校全日制高校定時制高校
通学
頻度
年に数回
(週に1回ほどのスクーリングあり)
毎日通学夜間
週に数回通学
学習
スタ
イル
自宅学習がメイン
レポート提出や
スクーリングの授業あり
対面授業が主体
部活動や課外活動も多い
夕方から夜間に
対面授業を受ける
特徴学習ペースが自分で決められる
ライフスタイルに柔軟に合わせられる
一般的な高校の形態
協調性・社会性が学びやすい
学業と仕事を両立させる人が対象

他にも、全日制・定時制高校では入学時の学力試験が必須となっていますが、通信制高校では、面接や作文、書類審査が主な入試方法となり、学力試験を実施する高校は少数派です。

また、通信制高校は学期途中の編入や転入が可能なところが多く、柔軟に入学できる点も特徴といえるでしょう。

一方で、全日制・定時制高校では入学時期が決まっており、途中転校や転入が難しくなっています。

さらに、単位制が導入されている通信制高校では、自分のペースで学習が進められるため、ライフスタイルに合わせた学習が可能です。

発達障害へのサポート体制が整っている学校も多く、個別支援や学習環境に配慮した取り組みがなされています。

これに対し、全日制・定時制高校は、決まったカリキュラムに沿って学習を進めるため、ペースや期間に柔軟性が少ないという違いもあります。

通信制高校はどんな人におすすめ?

らいさぽセンター本校 |引きこもり、不登校、ニートの就労支援、自立支援 | 通信制高校とは?どんな学校?仕組みや特徴をわかりやすく解説!

通信制高校は、学習の進度を自分で決められるため、自分のペースで学習したい人におすすめです。

  • 働きながら勉強したい人
  • アスリート活動を優先したい人
  • 芸能活動と両立したい人

このような人は、通信制高校に向いているといえます。

他にも、自宅学習がメインとなっているため、学校生活に馴染めなかった人や高校を中退・転校した人、不登校で悩んでいる人にもおすすめできる環境です。

さらに、発達障害や学習障害のサポート体制が充実している学校もあり、ストレスを最小限に抑えながら高校卒業資格を取得できます。

自由な環境で自分のペースを大切にしながら学べる通信制高校は、さまざまな年齢・経歴を持つ人が自分らしく学べる環境が整っているといえそうです。

通信制高校のメリットとデメリット

らいさぽセンター本校 |引きこもり、不登校、ニートの就労支援、自立支援 | 通信制高校とは?どんな学校?仕組みや特徴をわかりやすく解説!

通信制高校への進学や転入、編入を検討しているなら、通信制高校のメリット・デメリットをどちらも理解して、自分に合っているかどうかを判断することが大切です。

ここからは、通信制高校のメリットとデメリット、どちらも詳しく解説します。

通信制高校のメリット

通信制高校のメリットは、以下の3点です。

  • 自分のペースで学習できる
  • 自由度が高い
  • 人間関係に悩むことが少ない

1番大きなメリットは、自分のペースで学習できるところです。

全日制のように決まったカリキュラムが存在しないため、個々の能力に合わせて柔軟に学習を進められます。

理解が進んだ分野については、早めに進めることも可能です。

また、全日制のような厳しい校則もないため、服装やアルバイトの自由度が高いこともメリットといえるでしょう。

通学の頻度が少なく、毎日学校に通う必要がないため、学校内での人間関係に頭を悩ませる機会も少なくなります。

通信制高校のデメリット

通信高校のデメリットは、以下の3点です。

  • 自分で学習計画を立てる必要がある
  • 友達を作る機会が少ない
  • 大学進学率が低い

通信制高校は、自分のペースで学習が進められる一方で、学習計画を自分で立てて管理することも必要です。

計画が不十分だと学習が遅れ、卒業に必要な単位を取得するペースも遅くなり、結果として在籍期間が長引いてしまうことがあります。

また、学校に通学する頻度が少ないため、必然的に友達を作る機会も減ってしまいます。

時間はあっても遊ぶ友達が少なく孤独を感じることがあり、学校外で人と交流する機会を作ることが必要です。

さらに、通信制高校の最大のデメリットは、大学進学率の低さといえます。

文部科学省の「高等学校通信教育の現状について」という調査(令和元年度)を見てみると、通信制高校卒業生の大学進学率は、公立で11.7%、私立で18.5%となっており、全日制高校の56.5%と比較すると、大きく低いことがわかります。

大学進学率就職率
全日制高校56.5%17.2%
通信制(公立)11.7%26.9%
通信制(私立)18.5%22.5%

しかし、就職率は通信制高校の方が高いため、進学より就職に有利な選択といえそうです。

通信制高校を選ぶときは、在学中の過ごし方だけでなく、卒業後の進路も踏まえて決断すると良いでしょう。

通信制高校に関するよくある疑問

らいさぽセンター本校 |引きこもり、不登校、ニートの就労支援、自立支援 | 通信制高校とは?どんな学校?仕組みや特徴をわかりやすく解説!

最後に、通信制高校に関するよくある疑問について、Q&A形式で回答していきますので、ぜひ参考にしてください。

Q.通信制高校で高校卒業資格は取れますか?

A.高校卒業資格は取得可能です。

通信制高校は、全日制・定時制高校と同じく、一定の単位を取得して高卒資格を得る場所です。

74単位を取得し、指定された特別活動の単位時間をクリアすれば、全日制と同じく高校卒業の資格を得られます。

しかし、学習の進め方や登校頻度が異なるため、自主性を持って学習する姿勢が大切です。

Q.途中から通信制高校に転校できますか?

A.通信制高校への転校は可能です。

在籍していた学校で取得した単位についても、引き継ぐことができます。

ただし、転校できる時期については、学校によってさまざまです。

前期と後期に分けて募集しているところや、1年中いつでも受け付けているケースなどがあるため、公式サイトで事前に確認するようにしましょう。

Q.通信制高校でも大学進学は可能ですか?

A.通信制高校でも大学進学は可能です。

しかし、全日制高校に比べると大学進学率が低いこともあり、希望の進路を実現するためには、受験サポートが手厚い通信制高校を選んだり、個別に塾や家庭教師を申し込んだりする必要があるでしょう。

また、早い段階から計画的に受験を視野に入れた学習を進めることが大切です。

まとめ

らいさぽセンター本校 |引きこもり、不登校、ニートの就労支援、自立支援 | 通信制高校とは?どんな学校?仕組みや特徴をわかりやすく解説!

今回は、通信制高校とはどんな学校なのか、仕組みや特徴を詳しくお伝えしてきました。

本記事の内容を簡単にまとめます。

  • 通信制高校とは?
    ▶︎自宅学習を中心に自分のペースで学ぶことができ、高校卒業資格を取得できる
  • 通信制高校がおすすめな人
    ▶︎年齢・経歴を問わずどんな人にもおすすめできるが、とくに、学習以外にやりたいことがある人や全日制の学校に馴染めなかった人、発達障害などの特性を持つ人におすすめ
  • 通信制高校のメリット
    ▶︎自分のペースで学習できること・自由度が高いこと・人間関係に悩むことが少ないこと
  • 通信制高校のデメリット
    ▶︎自分で学習計画を立てる必要があること・友達を作る機会が少ないこと・大学進学率が低いこと

通信制高校は、全日制・定時制高校と異なり、自分に合った学習ペースで高卒資格取得を目指せる学校です。

「全日制の学校は合わなかった」「やりたいことを中心に活動したい」「体調に合わせて学習を進めたい」と考えている人にとって、通信制高校は選択肢の一つになるでしょう。

自分に合った高校を選んで、充実した高校生活を送ってくださいね!

fot the Future

お子さんの未来のために

変化の一歩を踏み出す勇気を。
私たちが全力でサポートします。
私たちが全力でサポートします
今こそ、お子さんの未来を変える
一歩を踏み出しましょう。
当サービスを通じて、
新しい人生の道が開けます。
さあ、今すぐお問い合わせください。
初回相談は無料で、
専門スタッフが丁寧にご案内します。
この機会をお見逃しなく。
初回相談
無料

CONTACT
お問い合わせ

ご質問、ご相談など
お気軽にお問い合わせ下さい。
まずは無料相談で
お悩みをお聞かせください
お電話でのお問い合わせ
受付時間 10:00-24:00
TOPへ戻る
お電話での無料相談 0120-589-788
受付時間 10:00~24:00
【無料】今すぐ電話相談する
受付時間 10:00~24:00