
- 高校生が家にこもる背景には、学校生活や友人関係、勉強、将来への不安などさまざまな要因があります
- 社会との接点を急に増やすのではなく、家庭での安心感や小さな行動から始める方法があります
- 家族だけで抱え込まず、学校や相談機関などの支援を利用しながら本人に合った方法を考えることが大切です

高校生の子どもが学校へ行かなくなり、外出する機会も少なくなってくると、家族は「このまま社会とのつながりがなくなってしまうのではないか」と不安を感じることがあります。学校という大きな社会との接点がなくなることで、友人や先生と話す機会も減り、家族以外の人と関わる時間が少なくなる場合があります。親としては、できるだけ早く学校へ戻ったり外へ出たりしてほしいと思うかもしれません。しかし、本人が強い不安や疲れを感じている時期には、いきなり以前と同じ生活へ戻ることが難しい場合もあります。まずは現在の生活を落ち着いて確認し、本人が無理なく持てる社会との接点について考えていくことが大切です。
社会との接点というと、学校へ毎日通うことやアルバイトを始めることなど、大きな行動をイメージすることがあります。しかし、実際には家族以外の人と短く会話すること、近所へ買い物に出ること、興味のある活動について調べることなども、社会とのつながりを考えるきっかけになります。本人の状態によっては、外出そのものが大きな負担になっていることもあります。その場合には、まず家の中で安心して過ごせる時間を確保し、その後に少しずつ行動の幅を広げていく方法もあります。大きな目標を急いで設定するのではなく、本人が取り組めそうな小さなことから考えてみましょう。
高校生が家にこもるようになる背景には、さまざまな事情があります。友人関係で悩んでいる、学校の勉強についていくことが難しい、部活動や学校行事が負担になっている、先生との関係に悩んでいるなど、学校生活に関する問題がきっかけになることがあります。また、進学や就職など将来について考える時期だからこそ、自分の進路が決められないことや、周囲と比べてしまうことが負担になる場合もあります。複数の悩みが重なった結果、学校へ行くことだけでなく、人と会うことや外へ出ること自体が難しくなることもあります。
本人が社会との接点を避けているように見えても、必ずしも人との関わりを必要としていないとは限りません。人と関わりたい気持ちはあっても、「何を話せばよいか分からない」「学校へ行かなければならないと思われそう」「今の自分を見られたくない」といった不安から、距離を取っている場合があります。家族が「もっと人と関わったほうがいい」と考えていても、本人にとっては今の距離感が自分を守るために必要な場合もあります。まずは本人がどのような気持ちで人との関わりを避けているのかを考え、無理に外へ出すのではなく、安心してつながれる方法を探すことが大切です。

らいさぽセンター本校の「高校卒業支援プラン」は、不登校や引きこもりの方でも自分のペースで高卒資格を取得できるプログラムです。通信制高校を活用し、登校日数を抑えながら自宅での学習を進められ、教員免許を持つスタッフによる個別指導も受けられます。学習はレポート提出や動画教材、スクーリングを組み合わせて進め、必要に応じて大学受験対策も対応。資格取得や単位修得を柔軟に支援し、将来の進路の幅を広げます。自宅送迎や月額支払いにも対応しており、安心して学習を始められる環境が整っています。
高校生が家にこもるようになると、家庭での過ごし方にも変化が見られることがあります。自分の部屋で過ごす時間が増える、家族との会話が少なくなる、食事の時間が家族と合わなくなる、昼夜逆転に近い生活になるなど、これまでとは違う様子が見られる場合があります。また、学校からの連絡を嫌がったり、進路の話を避けたりすることもあります。こうした変化は、本人が何らかの負担を感じていることを考えるきっかけになりますが、変化だけで原因を決めつけることはできません。まずは最近の生活全体を振り返り、本人が何に困っているのかを確認してみましょう。
家庭で変化に気づいたとき、親が焦って質問を繰り返すと、本人がさらに自分の部屋へ閉じこもってしまう場合があります。「どうして何もしないの」「いつまでこの生活を続けるの」と問い詰めるより、「最近よく部屋で過ごしているけれど、何か困っていることはない?」など、穏やかに声をかける方法があります。すぐに話してくれなくても、必要なときには話を聞くという姿勢を示しておくことが大切です。本人が安心できるタイミングで話せるよう、普段の食事や家事などを通じて自然な関係を保つことも、家族にできる支えの一つです。
社会との接点を考えるとき、最初から家の外へ出ることを目標にするのではなく、家庭の中で安心して過ごせる関係をつくることも大切です。高校生の本人が学校生活や人間関係で疲れている場合、家に帰ってからも「学校へ行きなさい」「将来どうするの」と言われ続けると、家庭まで緊張する場所になってしまうことがあります。もちろん、親が将来を心配するのは自然なことです。しかし、本人が安心できる場所を確保することによって、少しずつ外の世界について考える余裕が生まれる場合があります。まずは必要以上に責めず、日常的な会話を保つことから始めてみましょう。
家庭での会話も、必ずしもひきこもりや学校の話をする必要はありません。好きな食べ物やテレビ、趣味、ゲーム、最近見た動画など、本人が話しやすい話題から会話を続ける方法もあります。親が「何とかしなければ」と力を入れすぎず、普通の親子関係を保つことが支えになる場合があります。また、本人が少し外出したり、家族以外の人と話したりしたときも、大げさに評価しすぎないことが大切です。「今日は外に出られたね」と喜ぶことはあっても、「次は毎日出よう」とすぐに目標を引き上げると、本人がプレッシャーを感じる場合があります。小さな変化をそのまま受け止めていきましょう。
学校へ行かない生活が続くと、起床や就寝の時間が変わり、生活リズムが崩れていくことがあります。夜遅くまで起きていて昼間に眠るようになると、さらに外出する機会が減り、家族以外の人と関わる時間も少なくなる場合があります。そのため、社会との接点を考える前に、まず生活の基本的な部分を少しずつ整えていくことが役立つ場合があります。ただし、急に朝早く起こしたり、決められた時間に必ず行動するよう求めたりすると、本人の負担が大きくなることもあります。現在の生活リズムを確認し、本人が取り組めそうなところから調整していくことが大切です。
例えば、毎日決まった時間に食事を取る、朝にカーテンを開ける、昼間にリビングで過ごす時間を少しつくるなど、小さな行動から始める方法があります。生活リズムを整えること自体が、社会復帰の準備になる場合もあります。また、親がすべてを管理するのではなく、本人と一緒に「まず何ならできそうか」を考えてみることも大切です。最初から学校復帰やアルバイトなどを目標にすると、本人が遠い目標だと感じてしまうことがあります。今できていることを確認しながら、一つずつ生活の幅を広げていきましょう。
社会との接点は、必ずしも学校や仕事だけではありません。本人が興味を持っていることをきっかけに、家の外や家族以外の人とのつながりをつくることもできます。例えば、近所のコンビニやスーパーへ一緒に出かける、図書館へ行く、好きなスポーツや趣味に関する場所を訪れるなど、本人にとって比較的負担の少ない活動から始める方法があります。また、オンラインで興味のある分野について情報を集めることも、外の世界に関心を向けるきっかけになる場合があります。重要なのは、親が決めた活動を無理にさせるのではなく、本人が少しでも興味を持てることを探すことです。
外出できた場合にも、「これができたから次は学校へ行こう」とすぐに次の目標を設定する必要はありません。本人にとっては、短時間の外出だけでも大きな一歩になっている場合があります。また、人と会うことが負担なら、最初は家族と一緒に出かける方法でも構いません。慣れてきたら一人で買い物をする、興味のある場所へ行ってみるなど、少しずつ行動を変えていくこともできます。社会との接点は一度に大きく広げる必要はありません。本人の状態を見ながら、安心して続けられる範囲で少しずつ増やしていきましょう。
高校生の場合、学校との関係を完全に切り離して考えることが難しい場合があります。欠席が続いているときには、単位や進級、卒業、今後の進路などについて確認する必要が出てくることがあります。ただ、本人が学校という言葉を聞くだけで強い負担を感じることもあるため、家族が学校との連絡をどのように進めるかは慎重に考えたいところです。本人と話し合ったうえで、まずは親が学校に現在の状況を伝え、必要な情報を集める方法もあります。担任だけでなく、学年主任や養護教諭、スクールカウンセラーなど、学校によって相談できる窓口が用意されている場合があります。
学校との関わりについては、「すぐに学校へ戻すこと」を目的にするのではなく、「現在の状態で利用できる選択肢を確認する」という視点を持つことも大切です。例えば、別室での学習や登校時間の調整、課題への取り組み方など、学校によって対応できる方法が異なる場合があります。また、現在の高校を続けることが難しい場合には、転校や通信制高校などを含めた進路を考えることもあります。本人が学校復帰を望んでいるのか、環境を変えたいと考えているのかによっても、必要な支援は変わってきます。家族だけで結論を出さず、学校から具体的な情報を得ながら考えていきましょう。

らいさぽセンター本校の「高校卒業支援プラン」は、不登校や引きこもりの方でも自分のペースで高卒資格を取得できるプログラムです。通信制高校を活用し、登校日数を抑えながら自宅での学習を進められ、教員免許を持つスタッフによる個別指導も受けられます。学習はレポート提出や動画教材、スクーリングを組み合わせて進め、必要に応じて大学受験対策も対応。資格取得や単位修得を柔軟に支援し、将来の進路の幅を広げます。自宅送迎や月額支払いにも対応しており、安心して学習を始められる環境が整っています。
高校生のひきこもりについて、家族だけで解決しようとする必要はありません。学校の相談窓口だけでなく、地域の教育相談、子どもや若者を対象とした相談機関など、状況に応じて利用できる支援があります。どこへ相談すればよいのか分からない場合には、まず現在の学校や自治体の相談窓口などに問い合わせてみる方法があります。本人が相談することに抵抗を感じている場合でも、親が先に相談して、家庭での接し方や利用できる支援について情報を得ることができます。家族が第三者に相談することは、本人を無理に外へ出すためではなく、家族自身が状況を整理するためにも役立ちます。
支援先を探すときには、学校へ戻すことだけを目的にしているのか、それとも生活の立て直しや社会との接点づくりまで相談できるのかを確認するとよいでしょう。本人の状態によっては、すぐに集団の中へ入ることが難しい場合があります。そのようなときには、個別に話を聞いてもらえる場所や、少人数で活動できる場所などが合うこともあります。支援の内容や利用条件は地域や機関によって異なるため、実際に問い合わせて確認することが大切です。複数の支援先から話を聞き、本人に合いそうな方法を家族で考えていくこともできます。
高校生のひきこもりが続くと、親は「早く何とかしなければ」と焦ってしまうことがあります。進級や卒業、進学や就職など、年齢的に考えなければならないことが多いためです。しかし、親が焦るほど、本人に対する声かけが「学校はどうするの」「将来はどうするの」といった進路中心になってしまう場合があります。本人も将来を不安に感じていることがあるため、毎日のように進路を聞かれることで、さらに気持ちが重くなることがあります。まずは今の生活を安定させ、本人が少しずつ次のことを考えられる状態をつくることも大切です。
また、社会との接点をつくる過程では、行動できる時期とできない時期が繰り返されることがあります。一度外出できたからといって、毎回同じように行動できるとは限りません。反対に、しばらく家にこもっていた後に、本人から何かを始めたいと言い出すこともあります。その変化を家族が一喜一憂しすぎず、「今はこういう状態なのだ」と受け止めることも大切です。親自身が不安や疲れを抱えたままにならないよう、信頼できる人や相談機関に話をすることも考えてみましょう。家族が余裕を持つことが、本人との関係を保つための支えになる場合があります。
高校生のひきこもりから社会との接点を考えるとき、最初から学校復帰や就労など大きな目標を設定する必要はありません。本人が今どのような状態なのかを確認し、家庭の中で安心して過ごせる環境を整えながら、小さな行動から始めていく方法があります。家族との会話、食事、生活リズム、短時間の外出、興味のある活動など、一見すると小さなことでも、それが次の行動につながる場合があります。社会との接点は「外に出られるようになること」だけではなく、本人が少しずつ自分の世界を広げていく過程として考えることもできます。
そして、家族だけで抱え込まず、学校や地域の相談機関などに相談しながら、その子どもに合った支援を探していきましょう。高校生の場合は、学校生活や単位、進路など具体的に考える必要があることもありますが、本人の状態を無視して先へ進めることは難しい場合があります。まずは現在の生活を整え、本人が安心して話せる関係を保ちながら、これからできることを一つずつ考えていくことが大切です。すぐに大きな変化が見られなくても、家族との関係や生活の中に小さな変化が生まれていることがあります。その変化を大切にしながら、必要な支援につなげ、家族でゆっくりと社会との接点を探していきましょう。

