コラム

引きこもり引きこもりからの社会復帰|20代・30代でも遅くない脱出方法

引きこもりからの社会復帰|20代・30代でも遅くない脱出方法

「社会復帰したいけど、何からはじめたらいいのかわからない」
「このままだと将来が不安で仕方ない…」

引きこもりからの社会復帰が難しくなる理由の1つは、自分に合う再出発の方法を知らないことにあります。

克服のための具体的な方法を知っていれば、少しずつ行動できるようになるでしょう。

特に20代や30代のみなさんは、働き盛りの年齢で社会復帰できていない現状にもどかしさを感じていませんか?当記事を読んでいただければ、すぐに取り組める方法がわかり、引きこもりからの社会復帰を実現できるでしょう。

この記事でわかること

  • 引きこもりから社会復帰するための方法
  • 社会復帰のきっかけとなるような出来事
  • 20代30代で社会復帰できる人の特徴

こんな人におすすめの記事です

  • 社会復帰の具体的な方法がわからない方
  • そろそろ仕事を探したい20代30代
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引きこもりからの社会復帰率は?

内閣府の調査によると、引きこもり状態になってから7年以上経過した人は5割を占めています。つまり、引きこもり状態の人のなかでも、長期化している人が多いのです。

ただし、この内閣府調査は満40歳以上を対象としているため、20代30代は含まれていません。

現在、引きこもり歴3年未満の20代30代の方も、引きこもり歴3年以上の方も、この記事を参考に長期化を防ぐ行動を実行することが社会復帰の一歩です。

引きこもりからの社会復帰が無理じゃない理由

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引きこもり状態は7年以上の長期化している人が多く、社会復帰率はやや低いといわれています。しかし、総務省統計局の調査では若者(40代未満)のニート率は減っていることが明らかになりました。

同じだと思われがちですが、ニート・引きこもり・若年無業者には以下の違いがあります。

  • ニート:15~34歳で、仕事や学業、職業訓練、就活や家事などを行なっていない方
  • 若年無業者:ニートと同義の言葉だが、就労希望者や就活中の人も含まれる
  • 引きこもり:さまざまな要因の結果、社会的参加を6ヶ月以上にわたってしていない方

このように引きこもりは、社会的参加をしていない人と厚生労働省は定義しています。

現在“引きこもり”に該当する人は、社会的参加を目指すことが社会復帰の一歩となるでしょう。若ければ若い方が復帰率は高まります。つまり、この記事を読んでいるあなたは、もうすでに社会復帰の一歩を踏み出したと言えるのです。

引きこもりから社会復帰を成功させるカギとは?

引きこもりからの社会復帰を成功するには、現状を少しでも抜け出す必要があります。

引きこもりから脱出できる人の特徴はなんだと思いますか?ここでは、引きこもりから脱出できる人の特徴と脱出するための具体的な方法を解説します。

引きこもりを脱出できる人の特徴

引きこもりからの社会復帰を実現できる人の特徴には、たとえば以下のようなものがあります。

  • 周囲に相談できる
  • 引きこもりをやめたい気持ちが強い
  • 先延ばし/後回しにしない
  • 小さな成功体験を積んでいる
  • 変化には多少の不安があると認識している
  • 引きこもりになった理由を理解している

現在、脱出できる人の特徴に当てはまらなくても、「成功のカギ」を実践すれば「脱出できる人」になれるでしょう。

また、成功のカギは以下の3つです。

  • 生活リズムを整える
  • サポートを積極的に活用する
  • 無理に正社員を目指さない

どれも重要ですが、不安や焦りがあると忘れやすいことでもあります。それぞれの理由や具体的な方法を把握して、できることからはじめましょう。

成功のカギ①生活リズムを整える

社会復帰がこわくなる原因の1つは、体力面の自信のなさ。心身ともに鬱々とした状態の改善と継続的な就労を目指すには、生活リズムを整えることが重要です。

特に就職を見据えた社会復帰の実現には、「睡眠」「食事」「運動」は必要不可欠。就職後「睡眠」「食事」を蔑ろにして仕事だけをがんばると、集中力や作業効率が低下し、「運動」を怠ると寝つきが悪くなってしまいます。

まずは朝起きて日光を浴び、15分程度散歩がおすすめです。そして、食べられる食事からでいいので朝食をとり、社会復帰に向けた生活リズムを整えましょう。

成功のカギ②サポートを積極的に活用する

内閣府の調査では、引きこもり状態の方の多くが相談先などの社会資源を知らないということがわかりました。引きこもりからの社会復帰は一人では実現できません。必ずサポートを得るようにしましょう。

特に「地域若者サポートステーション(サポステ)」「ひきこもり地域支援センター」などは、30代までの若者に特化した相談窓口があります。対象年齢のうちに勇気を出して行動してみましょう。

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成功のカギ③無理に正社員を目指さない

1年以上引きこもり状態の20代30代は、ハードルをさげることが重要。そして現在、社会参加していない人は、まずボランティアや習い事、バイトなどから始めることがおすすめです。

また、引きこもり歴1年未満の人も、無理に正社員ではなく契約社員などから徐々に社会復帰を目指すことで引きこもりに戻るリスクが減ります。

「30代でバイトなんて…」と思う気持ちもわかりますが、長期的に考えて今できることから始める方が引きこもりを脱出しやすくなりますよ。

20代30代でも無理じゃない:バイトから始める引きこもりの社会復帰手順

「早く正社員になりたい」
「周りが会社で働いているのに、自分だけバイトなんて…」
「就職した時、バイトのこと聞かれたらどうしよう」

その気持ちもよくわかりますが、心身ともに社会に慣れるには時間がかかるものです。

焦って就職すると、引きこもり生活に戻る可能性も高くなります。望んでいない結果を防ぐために、バイトからはじめる手順は以下のような流れです。

  1. 自分に合った仕事を見つける
  2. バイトで社会スキル獲得
  3. 自信がついたら正社員などにも挑戦!

社会復帰の流れを詳しく見ていきましょう。

1.自分に合った仕事を見つける

引きこもりからバイトをするには”自己分析”が重要です。時給や将来を見据えすぎた希望のバイトを選ぶと、自分の性格や状態にあわず、心も体力も追い付かなくなるリスクがあります。

自己分析の方法は、自分の性格や苦手なこと、やりたいこと・できることなどを書き出し、当てはまる仕事を探していきます。自己分析方法を知っていれば、正社員を目指すときにも役立つでしょう。

自己分析の結果、黙々作業するのが苦ではない人は、警備や清掃、工場などのバイトが向いています。1つのジャンルに絞れない人は派遣バイトもおすすめです。派遣は、さまざまな仕事を体験できるので自分に合っている環境や仕事がわかるというメリットもあります。

そして近年は在宅ワークに挑戦している人も多いです。資格がなくても、パソコンがあれば在宅でできるバイトも増えていますよ。

2.バイトで社会スキル獲得

バイトから始めるメリットは、引きこもり状態よりも確実に社会スキル獲得につながることです。

空白の期間が埋められるので、いずれ正社員等を目指す際に何をして過ごしていたかも話せます。

バイトは直接的に関係ある仕事ではなくても、学んだことや得たことは必ずアピールポイントや自信につながるでしょう。たとえば、コンビニバイトも起きて決まった時間に出勤する、必要事項を店長に報告するなど、一般的な企業でも必要なスキルが得られます。

3.自信がついたら正社員などにも挑戦!

仕事になれ、メンタルや体力面が戻ってきていたら正社員なども視野に入れる時期です。

引きこもり状態からの社会復帰を目指す人が抱える不安の1つが経済面。

バイトをしながらの就職活動なら、体力やスケジュール的に行動しやすいだけでなく、経済面の不安を和らげながら就活できます。

就活はお金を使います。交通費や履歴書、証明写真、スーツなど出費がかさむものです。そして、履歴書作成や面接は精神も体力も削られていきます。引きこもりから急に就活をはじめるよりも、バイトからスタートする方があらゆる面で安心と自信につながるでしょう。

引きこもり歴別!社会復帰できるきっかけ

引きこもり歴別!社会復帰できるきっかけ

社会復帰も長期的な就労も、心理的安全性がカギを握ります。心理的安全性とは、自分の意志や気持ちを安心して相手に伝えられる状態のこと。

心理的安全性が確保された職場と出会うためにも、まずは引きこもり歴1年未満、3年未満、3年以上の目安となる社会復帰のきっかけを手掛かりに、自信や安心を手に入れましょう。

1年未満

引きこもりを長期化させないことが重要です。そのために、たとえば以下の行動の実践が引きこもり脱出につながります。

  • 適切な相談先を見つける
  • ボランティアに参加して人と関わる
  • 国の制度や独学で資格取得
  • 契約社員やバイトを探す

1年未満の人は、早めの社会参加が長期化を防ぎます。まず出来そうな行動からはじめましょう。

1年以上3年未満

周囲との関係性の改善や第三者の支援がきっかけとなりやすいです。

引きこもりが長期化する人のなかには「家族と不仲」という特徴があります。だからこそ、家族だけでなく第三者の支援を活用しましょう。

第三者の支援を活用しながら周囲との関係性改善を目指したり、親から自立を目指すことは、1年以上3年未満の引きこもり脱出のカギとなります。

3年以上の長期化

3年以上の引きこもり状態は「長期化」といわれています。長期化した引きこもりは、すぐ相談し、なにかはじめることが脱出のきっかけとなるのです。

相談先で今まで抱えていた不安や焦りなどの気持ちを吐き出し、家事手伝いやボランティアなどから社会参加を始めてみませんか?

引きこもりから社会復帰した方の体験談

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最後に、引きこもりから社会復帰した方の体験談を紹介します。

28歳 男性 事務 K.Kさんの体験談

前職でパワハラにあい、引きこもりになってからは当時の夢をよくみていました。不安に襲われることも多く、一人暮らしなのにお金が少なくなって、ネットカフェでバイトをはじめました。

当時はうつ状態を自覚していませんでしたが、バイト仲間と仲良くなり、約1年間そこで働きました。人との交流のおかげで、鬱状態から徐々に回復していきました。社会復帰しようと思ったのは、お金がなくなり必要に迫られバイトしたことです。生きることを諦めなくて済みました。

35歳 男性 公務員 M.Mさんの体験談

大学生のとき、昼夜逆転の生活や掛け持ちのバイトによる体調不良、そして身内で不幸が重なり、精神的にも不安定になりました。そこから少しずつ引きこもる生活がはじまり、半年を超えた辺りで、大学を辞めて実家に帰りました。

実家で心身も安定し1年程した時に東日本大震災で「自分も社会のためになる生き方ができないか」「もう一度大学を目指そう」と思い、教職を目指すことにしました。その後、別の大学に入り直し、4年で卒業した後、今は震災の被災校で中学校の先生として働いています。

体験談をお話してくださったみなさんに共通することは、自分1人だけで頑張ろうとしなかったことです。引きこもりからの社会復帰は、人とのつながりが大きなきっかけの1つとなるのでしょう。

引きこもりからの社会復帰は小さな勇気からはじまる

ここまで読んだみなさんなら、社会復帰を実現できるでしょう。何からはじめるか、さっそく考えてみてくださいね。

正社員になることが社会復帰のゴールではありません。引きこもり状態に戻らないために自分を大事にし続けることが重要なのです。

引きこもりでお悩みの方は「らいさぽ」までご相談ください。みなさんの社会復帰をサポートします。

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