「引きこもりを脱却して就職するのが怖い」「引きこもりから就職活動を始めたいけど、就きたい仕事が見つからない」などといった悩みはありませんか?
引きこもり期間が長いほど、就職するのはハードルが高く、1歩を踏み出すのが困難ですよね。
本記事は引きこもりからでも就職はできるのか、ブランク期間がある場合の仕事の探し方などを解説していきます。さらに、おすすめの仕事や、引きこもりの人が活用すべき就職支援サービスもご紹介します。
是非この記事を一度読んでいただき、就職活動を始めるきっかけにしてみてくださいね!
この記事でわかること
- 引きこもりからでも就職は可能なのか
- 引きこもり期間があっても始めやすい仕事や、就職後も長く働くための仕事探しのコツ
- 自分に適した就労支援サービス
- 実際に引きこもりから就職した人の体験談
こんな人におすすめの記事です
- 引きこもりの空白期間があってもできる(正社員や在宅ワーク)仕事を探している人。
- 引きこもりにおすすめの就職支援サービスや、長くできる仕事の探し方を知りたい人。
- 引きこもりからの就職を考えている人
- 引きこもりからでも就職できる仕事を探している人
- 引きこもりのブランク期間があるため、終章後も長く仕事を続けられるか不安な人
引きこもりは就職できない?
まずは、引きこもりから始める就職活動について解説します。
引きこもりからの就職を考えている場合は、一度チェックしておきましょう。
引きこもりからでも正社員として活躍できる
引きこもりからでももちろん就職は可能です。ただし、引きこもり期間や年齢によっては難しい場合がある点に注意が必要です。
例えば、20代などの若者であれば未経験からでも就職できる可能性は高く、正社員としても長く働ける見込みがあるため、選択できる幅もあります。
しかし、30代や40代からの就職は20代と比較して難しいのが現状です。また、新しい仕事を一から始めるのは本人や企業にとってもハードルが高い傾向があるため、未経験者歓迎の求人を優先して選ぶなどの工夫が必要となります。
引きこもりからの就職はややハードルが高い
そもそも採用には就職経験が大きく関わります。事実、企業側はスキルや実務経験がある人材を優先して採用を行うため、引きこもりからの就職は就職経験が長い人と比べるとハードルが高いのが懸念点です。
対策としては、採用率を上げるために資格勉強に取り組むことや、面接の際にブランク期間していたこと上手く回答できるように考えておくとよいでしょう。
また、経験不問の仕事であればブランク期間やスキルの有無に左右されず、就職後も長く働きやすい傾向があります。自身の状況によって、選択する働き先をどうするか考えてみるとよいでしょう。
引きこもりにおすすめの仕事9選
続いては、引きこもりからでも始めやすい仕事をご紹介します。
本記事では、「1人で作業できるもの」「スキルなしからでも就職できる仕事」から、「専門知識が必要だが需要が高い職業」まで12種の職業を集めました。
1人で黙々とできる仕事3選
まずは1人でできる仕事、在宅勤務が可能な職業について解説します。 基礎知識やスキルアップなどの習得は必要ですが、時間や場所に囚われず、自分のペースで働きたい人におすすめです。
動画編集
動画編集はパソコン一台ででき、環境がそろっていればいつでも作業できる点がメリットです。
専門スキルが不要なうえ、ネットで編集ソフトの使い方や講座などが多く提供されており、独学でもスキルアップしやすい特徴があります。
動画プラットフォームは世界中の人に楽しまれるコンテンツのため、将来性が高く、仕事が途切れるリスクが比較的低いです。
Webライター
Webライターはパソコンとネット環境さえあれば自由に働けるので、主に在宅で働きたい人におすすめです。
未経験から始める場合、継続案件獲得までに時間がかかること、文章力やSEOなどの知識を学ぶ必要がある点に注意しましょう。
イラストレーター
イラストレーターはLINEスタンプやWebサイト等に使用するイラストを描く仕事が主ですが、近年ではSNSアイコンや歌ってみた動画の依頼など、個人間での依頼も増えています。
特に、イラストを描くのが好きな人や、服・キャラクターなどのデザインが好きな人におすすめです。
しかし、表情や構図、質感表現など学ぶ工程が多く、未経験からプロになるには難易度が高いため、相応の時間と努力は必要となります。
未経験からでも始めやすい仕事3選
続いては、未経験からでも始めやすい仕事について解説していきます。
単純作業を繰り返したり、体力を必要としたりする仕事を集めました。
工場の作業員
工場の作業員はコミュニケーションを取ることが少ないため、人との交流を避けたい人におすすめです。
作業をマニュアル通りに進めていく必要がありますが、一人で黙々と作業をこなしていくことが多く、単純作業が得意な人に適しています。
配送員
配送員は荷物を配送したり集荷したりする仕事で、普通免許を取得していれば就職できる点がメリットです。長時間車を運転することが多いため、車の運転が好きな人に向いています。
ただし、中には早朝や夜間に出勤する日もあるため、生活リズムが不規則になる場合がある点に注意しましょう。
警備員
警備員は施設や交通指導、指定コースを巡回するものなど、主に外で活動する仕事です。
どの仕事も屋外での活動をメインとするため、長時間立ち歩くことが苦でない人に適しています。
夜勤は人通りが少ない場所で働けるうえ、時給が高いので、時間に制約がなく夜間に働きたい場合におすすめです。
スキルが必要だが需要の高い仕事3選
次に、スキルが必要な仕事について解説します。
ここで紹介する仕事は将来性があり需要が高くなる仕事です。スキルを習得するハードルはあるものの、長く続けられるほか安定して稼ぐことも可能なので是非チェックしてみてください。
Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトやホームページなどのデザインを制作する仕事を指します。
Webデザイナーとして稼ぐには、Webサイトの設計やデザイン、セールスライティングなどの専門スキルを磨かなければいけません。
ただし、専門スキルを学ぶことで、プログラマーやWebライターとしても活躍できるメリットがあり、仕事を展開できるメリットを持ち合わせています。
プログラマー
プログラマーは一人で黙々と働けるので、1人での作業が好きな人に向いています。
一方、プログラミングやコーディング実務などの高度なスキルが必要なので、スキル習得までに時間がかかる点に注意しましょう。
しかし、プログラマーはスキルの習得や営業をしていくことにより収入アップが狙えます。また、常に人手不足なため比較的案件単価が高いメリットがあります。
介護
介護は専門知識が不要なため、引きこもりからでも就職しやすい仕事の一つです。
高齢者を支える仕事でやりがいが感じられやすいのも特徴です。一方で、肉体的にも精神的にも負担が大きいのも事実なので、メンタル面や体力に自信がある人に向いています。
引きこもりにおすすめの就職支援サービス
引きこもりから仕事を始める場合は就職支援サービスを利用すると、よりスムーズに就職先を探せます。
ここでは就職支援サービスを4つピックアップしているので、ぜひ自分に合ったサービスを探しましょう。
ハローワーク
ハローワークは国のサービス機関で、若者向けから30~50代の中年層に適した求人が幅広くそろっています。
求人探しだけでなく、仕事の相談や履歴書の作成方法、面接など就職活動をより良くするサポートが充実しています。
ハローワークは求人数が多く、必ず自分に合った仕事が見つかる点がメリットです。
求人サイト
求人サイトはさまざまな職種、働き方で分類された求人をWebサイトから応募できるため、自分のペースで仕事を探したい人におすすめです。
ただし、実績が少なく低単価の悪質な求人もあるため、注意しましょう。
地域若者サポートステーション
地域若者サポートステーションは、15~39歳を対象としている機関です。
主にコミュニケーション訓練や就職体験活動を実施しており、就職活動に関するサポートを幅広く受けられます。通称「サポステ」と呼ばれ、厚生労働省に委託を受けた企業やNPO法人が活動を行っています。
個別の面談からコミュニケーション講座や就労体験といった、就職に有利となる支援を実施しているのが特徴です。全国の都道府県に設置されており誰でも利用できる点もメリットです。
就職エージェント
転職エージェントは、企業と就職したい人がお互いにマッチングできるサービスを指します。
エージェント登録後、仲介者のアドバイザーよりカウンセリングができたり、仕事を紹介してもらったりと、スムーズに仕事を探せる点がメリットです。
さらに、面接の日程決めやの交渉手続きなども行ってくれるため、トラブルになるリスクを抑えられるため、就職活動をスムーズに行える点も特徴です。
引きこもりからでも安定して続けられる仕事を見つけるポイント
ここでは引きこもりでも長くできる仕事探しのポイントを紹介します。
主に仕事を探す際、意識すると良いことは以下の4つです。
- 就職先の教育制度が整っている企業を選ぶ
- 自身の興味や避けたい作業を加味して決める
- 未経験歓迎・経歴不問の求人を探す
- 在宅・リモートで働ける仕事を選ぶ
それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。
就職先の教育制度が整っている企業を選ぶ
1つ目は、教育制度が整っているかどうかです。マニュアル体制が整っている企業は未経験者への教育制度がしっかりしているため、未経験からでも安心して働くことができます。
ただし、専門知識や数年以上の実務経験を必要とする場合は、スキルを磨くために、業務時間外でも時間を割く必要がある点に注意が必要です。
自身の興味や避けたい作業を加味して決める
2つ目のポイントは、自分が興味のある分野や職業の仕事を選ぶことです。興味関心があるものは、おのずとモチベーションアップにつながるため、極力興味の持てる分野の職業を選びましょう。
一方で、「単価が高いから」「需要があって長く続きそうだから」などといった理由で仕事を選んだ場合、「仕事=辛い、大変」となっていくケースがあります。結果として後々後悔する可能性が高くなってしまうため、自身の興味関心は大切にすると良いでしょう。
また、興味関心が特にないという場合には、「避けたい作業やストレスとなる要因が何か」を考えるのがおすすめです。例えばコミュニケーションが苦手な人は、できるだけ他の人と接したり一緒の作業を行う頻度が低い仕事を選ぶとよいでしょう。
このように、自分にとって苦手な業務を把握しておくことは非常に重要になりますよ。
未経験歓迎・職歴不問の求人を探す
引きこもり期間が長いと、実務経験やスキルが乏しいため、経験が問われる企業や求人への応募が困難になる可能性があります。なので未経験歓迎・職歴不問の求人に絞って探すのが3つ目のポイントです。
未経験からでも働ける仕事や、職歴を問われない仕事は引きこもりからでも比較的採用される可能性が高く、接客や販売スタッフなどの求人がおすすめです。
ただし、未経験を歓迎する求人は基本的に応募数が多い傾向があるので、その分競争率も高くなる傾向がある点に注意しましょう。
在宅・リモートで働ける仕事を選ぶ
外での仕事が困難な場合は、家で業務が可能な在宅ワークがおすすめです。
求人によっては、面談や研修期間など一部出社が必要な場合もありますが、必要に応じて完全在宅か一部リモート業務がある仕事をチェックしましょう。
また、クライアントワーク等で仕事を得る場合には、完全在宅の仕事も多く募集があります。まだ利用したことがない人は、是非軽い感覚で登録して掲載されている仕事をチェックしてみるのもおすすめですよ。
引きこもりから就職に成功した方の体験談
ここでは、引きこもりから就職に成功した人の体験談を2つご紹介します。
25歳 女性 事務 S.Sさんの体験談
就職活動を始めたきっかけは、働かないと生きていけないと思ったからです。
まず、仕事選びを始める前に適職診断を受け、自分の特技や不得意をチェック。
私はスキルを持っていないため、未経験や研修などの募集要項は必ず確認しました。
仕事探しで利用したサービスは、ハローワーク、ジョブカフェ、インディード、転職エージェントの4つです。
結果、未経験採用によりお弁当屋さんの一般事務に内定を頂いたので、自信をつけるためにもそこに就職しようと思います。
27歳 女性 在宅デザイナー O.Mさんの体験談
もともと会社員でデザイナーとして5年ほど働いていましたが、環境等が徐々に合わなくなっていき、精神的な病を患い休職。最終的には引きこもるようになり、退職してしまいました。
退職するに至ったものの、精神疾患の要因だった職場から離れたためか状態は徐々に回復。その後、外出もできる様になってきたところで仕事をどうするか考えました。
元々スキルがあったことと、フリーランスデザイナーにあこがれていたこともあり、一念発起し挑戦してみることに。結果、現在は専業ではありませんが無事に在宅でデザイナーとして活動をしています。出社しないと仕事できない人間だと思い込んでいたので、今は在宅で仕事ができていてびっくりです。
引きこもりからでも年齢や働き方に関係なく就職できる
性別や境遇は異なりますが、どちらの体験談も過去に取得したスキルを利用できる仕事に就いていることが分かります。
引きこもりから就職する場合には年齢は関係なく、職種や働き方などの幅を広げて探してみると、自分に適した仕事を見つけることができます。
些細なきっかけが、就職するきっかけになることもあるので、まずは外出したり周りの人とコミュニケーションを取ったりして、刺激をもらうことが大切です。
引きこもりの就職に関するよくある質問
最後に引きこもりの就職に関するよくある質問を解説します。
引きこもりの就職活動に関する豆知識を3つまとめました。
30~40代の引きこもりでも就職活動はできる?
中年からでも就職支援サービスを利用すると、就職できます。
就職支援サービスでは、履歴書の書き方や面接のシミュレーションなど、仕事探し以外にも就職活動に欠かせないサポートを受けられる環境がそろっています。
引きこもりが社会復帰するには何から始めたらいい?
引きこもりから社会復帰するには朝散歩をしたり、図書館やカフェなど公共の場へ足を運んだりして刺激をもらうことが大切です。
生活リズムが崩れている場合は、早寝早起きや正しい食生活、運動を習慣づけましょう。
いきなり就職することに抵抗がある場合は、アルバイトから始めて仕事に慣れた後に就職する方法もおすすめです。
引きこもりの女性に適している仕事は?
引きこもりの女性が仕事を始める場合、スキルや学歴に囚われない仕事がおすすめです。
完全在宅でできる仕事を選んだり、自分の好きなことに関した仕事を選んだりと、好みや働き方に合った仕事を選びましょう。
引きこもりから脱却するには焦らずに就職先を探すことが大切
引きこもりから就職活動を始めて、正社員として働くことは十分に可能です。
まずはどのような職業があるのかを知り、自分にとって何が合っていそうかを考えることが重要になります。その際、就職支援サービスを利用すると、自分に合った職種や働き方の仕事を探せるので活用するのがおすすめです。
「らいさぽ」では、就労体験ができたり、通信制高校に通って資格を取得できたりと、就職に向けたサポートが充実しています。
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